Subheading
オービトロンとは
見えない抵抗を消し去り、機械の本来性能を解放する技術
■まだ、気づいていないだけかもしれない
私たちは長い間、機械の性能は「設計」で決まると考えてきました。
エンジンの性能
部品の精度
素材の強度
確かにそれらは重要です。
しかし、本当にそれだけでしょうか。
なぜ、同じ車でも「軽く感じる日」と「重く感じる日」があるのか。
なぜ、整備しても取りきれない“わずかな違和感”が残るのか。
それは、設計の問題ではありません。
見えていないだけです。
■見えない抵抗という存在
機械は、動いている限り摩擦から逃れることはできません。
そして摩擦は、必ず静電気を生みます。
それは極めて微弱で、測定しなければ存在すら感じられないレベルです。
しかし確実に存在し、蓄積され、影響を与え続けています。
その結果として起きるのが、
・わずかな燃費の悪化
・わずかな加速の鈍さ
・わずかな振動やノイズ
すべて「誤差」として扱われてきたものです。
しかしもし、その誤差をゼロに近づけることができたらどうなるか。
それが、オービトロンの出発点です。
■すべては、あの日から始まった
2011年3月11日。
その日を境に、世界の見え方が変わった人は少なくありません。
開発者も、その一人でした。
三浦半島の海沿い。
穏やかな空気の中で業務を行っていたその瞬間、すべてが崩れました。
激しい揺れ。
止まる信号。
混乱する街。
横浜のオフィスに戻るまで、7時間。
ただ帰るだけの道が、これほど遠く感じたことはありませんでした。
■すべてを失ったわけではない
会社は一人。
規模も小さい。
しかし、信じていたものがありました。
「技術には、まだ使われていない力がある」
震災後、その考えはさらに強くなります。
復旧作業の一環として、被災車両の回収業務に関わることになりました。
多くの車両は市場価値を失っていました。
理由は単純です。
放射線。
■常識と現実のズレ
その車両に近づくことすら、躊躇する人もいました。
しかし、現場では違う声が上がり始めます。
「この車、静かすぎる」
「アクセルが軽い」
「なんでこんなにスムーズなんだ?」
最初は、偶然だと思われていました。
しかし、1台ではなかった。
2台でもない。
同じ現象が、繰り返し報告されたのです。
■疑問は、無視できなくなる
なぜ、本来劣化しているはずの車が、
“良くなっている”のか。
それは、整備では説明できません。
部品交換でもありません。
では何が起きているのか。
ここで、ひとつの問いが生まれます。
「放射線は、本当に悪いだけなのか?」
■再定義という決断
私たちは、言葉に縛られています。
放射線と聞けば危険だと思う。
電気と聞けば便利だと思う。
しかし、それは本質ではありません。
調べればすぐに分かる事実があります。
・医療では命を救うために使われている
・検査では体の内部を可視化する
・温泉では健康促進に使われる
つまり、
「使い方次第で価値が変わる」
ということです。
■本質にたどり着く
ここで視点が変わります。
問題は放射線ではない。
問題は「どう作用しているか」だ。
さらに調査を進める中で、決定的な事実に行き着きます。
車両は、必ず帯電している。
走る限り、摩擦がある。
摩擦がある限り、静電気が発生する。
この静電気が、見えない抵抗になっている。
■シンプルな答え
ここで、すべてがつながります。
「プラス電荷があるなら、マイナスを与えればいい」
非常に単純な発想です。
しかし、それを実現する方法が存在しなかった。
だから誰もやらなかった。
■不可能に挑む
外部電源を使えば、電子を供給することはできます。
しかし、それでは意味がありません。
求めていたのは、
・外部電源不要
・継続的に作用
・メンテナンス不要
つまり「存在するだけで機能する」仕組みです。
そこで着目したのが、
天然鉱石
金属
触媒
この組み合わせによる「微弱なエネルギー反応」でした。
■ないものを設計する
目に見えるものを作るのは簡単です。
しかし、見えないものを設計するのは難しい。
電子の流れ
エネルギーの放出
反応の持続性
すべてが仮説と検証の繰り返しでした。
何度も失敗し、何度もやり直しました。
それでも続けた理由はひとつです。
「確信があったから」
■完成したとき、何が起きたか
装置が完成したとき、最初に行ったのはシンプルな検証でした。
取り付ける。
走る。
それだけです。
結果は明確でした。
・エンジン音が変わる
・加速が滑らかになる
・振動が減る
それは「改善」というより、「本来に戻った」という感覚でした。
■最大の壁は技術ではなかった
問題は別のところにありました。
「信じてもらえない」
放射線を使う。
電子を発生させる。
電源がいらない。
すべてが常識外でした。
だからこそ、証明する必要がありました。
■信頼は、測定でしか得られない
東京都産業技術研究センターでの測定。
放射線量の検証。
人体への影響評価。
さらに、大学との共同研究。
時間もコストもかかりました。
しかし、それ以外に方法はありませんでした。
結果として得られたのは、
「安全である」という事実です。
■技術は、やっとスタートラインに立った
特許申請。
技術の体系化。
応用領域の拡大。
オービトロンは単なる製品ではなく、
ひとつの技術領域として確立されていきます。
■これは、車の話ではない
この技術の本質は、
「見えない抵抗を取り除くこと」
です。
それは車だけに限りません。
機械
エネルギー
環境
あらゆる領域に存在します。
■オービトロンとは何か
オービトロンとは、装置の名前ではありません。
概念です。
・見えないものに目を向ける
・常識を疑う
・本質に立ち返る
その結果として生まれたのが、この技術です。
■最後に
私たちは、まだすべてを理解しているわけではありません。
しかし、ひとつだけ確かなことがあります。
「まだ使われていない力がある」
それを信じるかどうか。
オービトロンは、その問いに対するひとつの答えです。
■情報
◆国内特許
・特許第6362232号 放射線照射部材 平成30年7月6日
・特許第6362238号 車両用帯電電荷低減装置 平成30年7月6日
・特許第6362239号 輸送機関用帯電電荷低減部材及び輸送機関 平成30年7月6日
・特許第6485797号 放射線照射構造並びに放射線発生層形成用組成物及びその使用方法 平成31年3月1日
・特許第6561387号 機能性ナノカーボン材料及びその製造装置、並びに潤滑油組成物及びその製造方法 令和1年8月2日
・特許第6579300号 バッテリーの使用時間向上部材 令和1年9月6日
・特許第6593913号 流体または粉粒体の圧送効率及び部品の滑り改善部材 令和1年10月4日
・特許第6624597号 帯電電荷低減装置及び部材 令和1年12月6日
◆中国
・3454733号 車両用帯電電荷低減装置 2019年7月12日
・3508490号 輸送機関用帯電電荷低減部材及び輸送機関 2019年8月27日
・5698647号 放射線照射部材 2023年1月17日
◆米国
・US10,433,409 B1 放射線照射部材 2019年10月1日
・US10,427,629 B1 車両用帯電電荷低減装置 2019年10月1日
・US10,590,891 B2 輸送機関用帯電電荷低減部材及び輸送機関 2020年3月17日

