経営者の右腕には、自分と似た人を選ぶ方がよいのでしょうか。答えは、タイプが同じかどうかだけでは決まりません。任せたい役割、必要な能力、意思決定の分担を先に明確にすることが必要です。
NEXT SCIENCEのHuman Solutionsでは、才能データバンクを能力の優劣を決めるものとして扱わず、強みや判断傾向、役割の組み合わせを整理するために使います。似ている・違うという分類を、そのまま人選の結論にはしません。
「右腕」に何を期待しているかを言葉にする
事業を一緒に構想する人、決めたことを実行へ移す人、現場の問題を拾う人、経営者の判断を点検する人。「右腕」という一語には異なる仕事が含まれています。期待が曖昧なままでは、相手が優秀でも任せ方にずれが生まれます。
まず、週単位で任せたい業務と、経営者が手放せない判断を書き出します。右腕に必要な経験・技能と、社内外での信頼関係も具体的に確認します。
似ている場合に、確認が抜けることがある
判断基準が近いと説明が短く済む場面があります。一方で、二人とも同じ点に注目し、同じリスクを見落とす可能性もあります。速い判断が必要な場面でも、契約、費用、実行体制などの確認担当を決めておくことが役立ちます。
これは同じタイプの人が必ず同じ行動を取るという意味ではありません。経験や職務による違いを、実際の仕事で確認してください。
違う場合も、補完は自動では起きない
可能性を広げる人と条件を確認する人がいても、決裁権と相談の順序が曖昧なら、「いつも反対する」「勝手に進める」という受け取り方になりかねません。
説明用の例として、新規事業では構想を出す段階と、費用・期限を決める段階を分けます。相手に求めるのが意見なのか、確認なのか、決裁なのかを最初に伝えます。タイプの違いを活かすには、仕事の進め方の合意が必要です。
二人で確認したい五つの問い
- 何を達成するための右腕か
- どの仕事と判断を任せるか
- 判断前にそれぞれが必要とする情報は何か
- 意見が割れたとき、誰がどの条件で決めるか
- いつ振り返り、役割を見直すか
同じ問いに別々に答えてから見比べると、期待のずれを発見しやすくなります。「言わなくても分かる」を前提にせず、本人の希望や負担も確認します。
分析を使うなら、実務の記録と重ねる
経営者・事業主分析では自分の強みや判断特性を、共同経営者・事業パートナー分析では役割分担や意思決定設計を検討できます。分析だけで相性の良し悪しや事業の成否を確定するものではありません。
本人との対話、仕事の実績、必要な技能、現在の事業段階と合わせて使います。分析を理由に一方へ雑務や調整を集中させず、任せる権限と支援も合わせて考えてください。
経営者自身の判断と、二人の役割を整理する
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本サービスは医療上の診断や心理検査ではありません。人選・人事評価などの重要な判断は、分析だけで決めず、実績・能力・経験・状況を合わせて検討します。
執筆:NEXT SCIENCE / 会社情報
アイキャッチ:Redd Francisco / Unsplash(イメージ写真。1:1にトリミング。自社の社員やお客様の写真ではありません)
