2005年頃のYahoo!ブログとBMW R1200GSをイメージした生成画像。実際の当時のブログ画面ではありません。

2005年、Yahoo!ブログ「がりれおとR1200GS」を始めた。

2005年頃に始めたYahoo!ブログ「がりれおとR1200GS」。毎日の発信が読者や仲間とのつながりを生み、やがて独立とNEXT SCIENCEの原点になった。創業者が語る連載第3回。
人材配置で能力だけを見てはいけない理由|強み・意思決定・役割を合わせて考える 読む 2005年、Yahoo!ブログ「がりれおとR1200GS」を始めた。 1 分

「好きなことを続けていたら、会社ができていた。」第3回

2005年、Yahoo!ブログを始めました。たしか5月か6月頃だったと思います。

名前は「がりれおとR1200GS」。がりれおは、ひらがなです。

始めた理由は、何かを売りたかったからでも、会社を作りたかったからでもありません。2004年に買ったBMW R1200GSが、乗ってみると予想以上に面白かった。自分で手を加えて試すうちに、その話を誰かに聞いてもらいたくなったんです。それだけのことでした。

バイクの話を書こうと思った。それが始まりだった

R1200GSは、最初は買って失敗したと思っていたオートバイでした。速いスポーツバイクが好きだった私には、おとなしく感じたんですね。

ところが、乗っているうちに印象が変わってきた。こんなに走るのか、こんな一面があるのかと、次々に発見があった。気になる部品を使ったり、手を加えたり。そのたびに、実際にどうだったのかを自分の言葉で書いていました。

当時は会社勤めです。春や秋の連休には有休を取って、東北や九州へキャンプツーリングに出かけることもありました。キャンプ道具だけでなく、折りたたみカヤックまでR1200GSに積んで走っていましたから、旅の話も自然に増えていきました。

でも、ブログに書いていたのはオートバイだけじゃありません。食事のことも、道具のことも、日常のちょっとしたことも。気になったことを、そのまま書いていたんです。

毎日書くのが、苦にならなかった

ブログとの相性がよかったんでしょうね。書いているうちに、また書きたいことが出てくる。だから続いたんだと思います。

誰かが読んでくれて、コメントを残してくれる。こちらが返すと、また返事が来る。会ったことのない人と、オートバイの話で普通に会話ができる。あの頃のYahoo!ブログには、そういう活気がありました。

やがて、1日に1,000アクセスくらいあった時期もありました。延べのアクセス数だったのか、実際の人数だったのか、今となってははっきりしません。ただ、こんなに見てくれる人がいるんだ、と驚いたのは覚えています。

読んでいる人が何に興味を持つかなんて、最初から計算していませんでした。たぶん、面白がって見に来てくれていたんでしょう。私も面白がって書いていましたからね。

ブログをやめろと言われても、やめられなかった

当時は上場している自動車関連の会社に勤めていました。個人でいろいろ情報発信していたことについて、会社からあまり発信するなと注意されたこともありました。

それで、いったんブログをやめたりもしたんです。

でも、やっぱりやめられなかった。オートバイの話だけは、外に出していきたいという思いが強かったんですね。

長く続ける間に、ブログは2回引っ越しました。だから、合わせて3つのブログがあったことになります。形は変わっても、発信すること自体は続いていました。

読者の中に、いつの間にか仲間ができていた

最初は自分の記録のつもりでした。ところが、そのうちに、ブログを読んでくれている人たちと実際に集まるようになった。ミーティングをしたり、道具の話をしたり。

読者というより、友人であり、オートバイ仲間になっていたんです。

さらに、メーカーから部品や用品のテストを頼まれることも出てきました。試して、使ってみて、自分なりに評価する。品物を提供していただいたことはありますが、広告費をもらって宣伝する仕事として始めたわけではありません。

自分が気になるから使ってみる。結果が分かったら、それを人に伝える。

今の仕事にもつながる考え方ですが、当時はまだ、そんな先のことは何も考えていませんでした。

あのブログが、あとになって大きな財産になった

2010年、私は会社を辞めて独立しました。

そのとき、Yahoo!ブログを通じて知り合った人たちの存在が本当に大きかったんです。オートバイの部品やアウトドア用品を紹介するとき、すでに話を聞いてくれる人たちがいた。

もちろん、ブログを始めた2005年には、そんなことになるとは思ってもいませんでした。

自分で試して面白かったことを、誰かにも伝えたい。いいと思ったものを、ほかの人にも使ってもらいたい。

振り返ってみると、その気持ちは今も変わっていないんですね。

次回は、ブログの読者が仲間になり、メーカーからテストを頼まれるようになった頃の話を、もう少し詳しく書きたいと思います。


前回・第2回「おとなしいと思ったR1200GSが、実はとんでもなく面白かった。」

連載第1回「試乗もせずに買ったBMW R1200GS。最初は失敗したと思った。」

アイキャッチは、2005年頃のブログ執筆をイメージした生成画像です。表示されている記事・日付・閲覧数・機材は当時の記録を再現したものではありません。

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