BMW R1200GSにキャンプ道具と折りたたみカヤックを積んだ実際のツーリング写真(1:1にトリミング)

おとなしいと思ったR1200GSが、実はとんでもなく面白かった。

最初は失敗したと思ったBMW R1200GS。しかし乗るほどに面白さに気づいた。東北・九州をキャンプ道具と折りたたみカヤックを積んで旅した記録。創業者が語る連載第2回。
WEB制作会社・広告会社・SEO会社を分けると起きること|購入までの責任範囲をそろえる 読む おとなしいと思ったR1200GSが、実はとんでもなく面白かった。 1 分

「好きなことを続けていたら、会社ができていた。」第2回

2004年に購入したBMW R1200GS。前回も書きましたが、最初は失敗したなと思っていました。

それまで速いスポーツバイクを好んで乗ってきた私にとって、R1200GSのエンジンはあまりにも穏やかに感じられたんです。刺激が足りないというか、何か物足りない。

そもそも試乗もしないで買ったわけですから、文句を言うのもおかしな話なんですけどね。ところが、このオートバイに対する印象は、乗っているうちに大きく変わっていきました。

どうも、見た目どおりのバイクじゃない

R1200GSは、大柄な車体に水平対向2気筒のボクサーエンジンを搭載したオートバイです。当時の私が乗りたかったスーパースポーツとは、まるで方向性が違います。

最初は長距離をのんびり走るためのバイクなんだろうなと思っていました。もちろん、そういう使い方にも向いているんでしょう。でも、それだけじゃなかった。

乗り慣れてくると、意外なほどよく走ることに気づいたんです。大きくて穏やかなオートバイだと思っていたのに、走らせてみると、なかなか激しい一面がある。

「あれ、これって結構すごいバイクなんじゃないか?」そんなふうに思い始めました。人間の第一印象というのは、あまり当てにならないものですね。

速いバイクと、走って面白いバイクは違う

それまでの私は、どちらかというと速いオートバイが好きでした。高回転まで回るエンジン。アクセルを開けたときの鋭い反応。スポーツバイクならではの刺激。そういうものに惹かれていたんです。

ところがR1200GSに乗るようになって、少し考え方が変わりました。速さだけがオートバイの面白さじゃない。

エンジンの特性も、車体の大きさも、走り方も、それぞれ違います。その違いが分かってくると、今度はそれが面白くなってくる。

最初は気に入らなかったところも、乗り方や使い方が分かってくると、違って見えることがあります。R1200GSは、私にとってそんなオートバイでした。

そして、また悪い癖が始まった

気に入ってくると、そのままでは済まなくなるんです。これは昔からの癖ですね。

「ここを変えてみたらどうなるだろう?」「この部品、本当に違いがあるのかな?」そんなことを考えるようになる。そして実際に手を加えてみる。

もちろん、何かを交換したからといって、必ず良くなるわけではありません。思ったほど違いが分からないこともあれば、予想していなかった変化を感じることもある。それが面白いんです。

カタログに書いてあることや、誰かが良いと言っていることも参考にはなります。でも最後は、自分で使ってみないと分からない。同じ部品でも、使い方やオートバイとの相性によって印象は変わりますからね。

今考えると、この頃にやっていたことと現在の仕事には共通する部分がずいぶんあります。ただ、当時は仕事にしようなんて考えていませんでした。単に面白かっただけです。

東北へ、九州へ。キャンプ道具と折りたたみカヤックを積んで

当時はまだ会社勤めをしていました。普段は仕事がありますから、長い休みを取れるわけではありません。でも春と秋の連休には、有休を組み合わせて、よくキャンプツーリングに出かけていました。

主に走ったのは東北と九州です。テントやキャンプ道具を積んで、何日かかけて走りに行く。時には折りたたみカヤックまで積んでいました。

写真を見ると、パニアケースに大きなバッグ、その上に折りたたんだカヤックまで載っています。オートバイで運ぶ荷物とは思えないくらいですが、こうして出かけるのが楽しかったんですね。

どこを走ろうか。何を持っていこうか。どんな道具が使いやすいだろうか。出発する前からそんなことを考えていました。

長い距離を走ってみると、普段の短い距離では分からなかったことにも気づきます。オートバイそのもののこともそうですし、積んでいる荷物やキャンプ用品のこともそうです。

使ってみると、いろいろ不満も出てくるんです。もう少し軽かったらいいのに。ここがこうなっていれば、もっと使いやすいのに。自分だったら、こう作るのにな。

後に、自分の好きなテントを作ってみたいと思うようになったのも、こうした旅の経験があったからだと思います。

自分が面白いと思ったことを、誰かに伝えたい

R1200GSを買ったときには、こんなに気に入るとは思っていませんでした。むしろ最初は、買い物を間違えたと思っていたくらいです。

それなのに、乗れば乗るほど面白くなる。手を加えてみると、また違う発見がある。東北や九州へキャンプツーリングに出かければ、長い旅をする道具としての良さも分かってくる。

気がつけば、すっかり夢中になっていました。そして、こういう経験を自分だけで終わらせるのは、なんだかもったいないと思うようになったんです。

同じR1200GSに乗っている人は、ほかにどんなことをしているんだろう。自分が試した部品のことを伝えたら、誰かの参考になるんじゃないか。逆に、自分が知らないことも教えてもらえるかもしれない。

そんな気持ちから始めたのが、2005年のYahoo!ブログ「がりれおとR1200GS」でした。最初はオートバイの話を書くためだけのブログです。

それが思いがけず多くの人と出会う場所になり、後の仕事にも大きく関わってきます。でも、それはまだずっと先の話。この頃はただ、オートバイが面白くて仕方がなかったんです。

次回「2005年、Yahoo!ブログ『がりれおとR1200GS』を始めた。」

第1回「試乗もせずに買ったBMW R1200GS。最初は失敗したと思った。」を読む

掲載写真は当時の実際のキャンプツーリングの記録です。正方形にトリミングしています。

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