Shopifyを公開したのに注文が来ない。そんなとき、デザインの全面変更や広告の増額を決める前に、そもそも訪問されているか、商品を選べているか、購入へ進めているかを分けて確認します。
NEXT SCIENCEはメーカーとして自社商品をShopifyで販売し、商品説明、コレクション、ブログ、LP、Meta広告、アクセス解析を運用しています。自社でも広告で興味を持たれても購入まで進まない課題に向き合ってきました。そのため、「サイトができた」と「販売できる状態になった」を別々に点検します。
まず、売れない状態を四つに分ける
| 状態 | 見る数字 | 修正候補 |
|---|---|---|
| 訪問されていない | GA4の流入元別セッション、GSCの表示回数・検索語 | 悩みに答える記事から商品・サービスへつなぐ |
| 商品を選べていない | LPや記事から対象商品への順序付き遷移 | 用途別の選び方、比較、対象・対象外の説明 |
| 商品は見られるがカートに入らない | 同じ対象者のview_item → add_to_cart | 価格、仕様、適合、配送・返品条件を判断しやすくする |
| 決済前後で止まる | add_to_cart → begin_checkout → purchase | 送料や決済方法の確認、操作上の問題の点検 |
GA4のイベントが不足している場合は、先に注文データとの照合が必要です。イベント総数を割っただけの数字で、同じ利用者の通過率と判断しないようにします。
集客の不足と、流入のずれを見分ける
Google Search Consoleで検索語と流入ページを確認します。商品名で来る人と「困りごと」で来る人では、必要な説明が違います。悩み検索から来た人を、いきなり商品一覧へ送るだけでは選べない場合があります。
Meta広告やSEOの記事で伝えた用途と、遷移先の商品説明が合っているかを見ます。アクセスが増えていても、販売対象地域、予算、求める用途が合わなければ購入にはつながりにくくなります。
商品情報は、作り手の説明から買い手の判断材料へ
自社の商品を知っている作り手ほど、型番や技術の説明から始めがちです。初めて読む人が知りたいのは「自分に使えるか」「何を選ぶか」「総額はいくらか」「届いた後に何をするか」です。
- 対象用途と対象外の条件を、本文の早い位置に置く
- 似た商品があるなら、選ぶ基準を二、三項目に絞る
- サイズや必要な付属品、使用方法を確認できるようにする
- 配送・返品・支払条件へのリンクを購入判断の近くに置く
説明を増やすだけでなく、スマートフォンで購入ボタンまで読んだときに判断できるかを確認してください。自社ECでも、LPと商品ページの役割分担、一般公開商品と限定公開商品の扱いなど、運営上の条件を踏まえて導線を考えています。
Clarityで、押せそうなのに押せない箇所を探す
商品に見える画像や見出しでDead clickが出ていれば、リンクを期待している可能性があります。スクロールが途中で止まる箇所には、説明の長さや分かりにくさがないかを確認します。行動の集計だけで理由は確定できないため、GA4の遷移や実際の表示と照合します。
最初の一週間は、直す箇所を一つにする
例えば商品比較が分かりにくいなら、用途別の短い選び方と商品リンクを追加します。変更日と流入条件を残し、対象商品の閲覧、カート、購入を同じ期間・端末区分で確認します。少数の注文増減だけで成功や失敗を決めません。
AIは説明の整理や比較案の作成に使えますが、仕様、価格、適合、在庫などは実情報と照合します。速く文章を増やすことより、購入判断に必要な情報を正しくそろえることを優先します。
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相談時はサイトURL、売りたい商品、流入元、困っている段階をお知らせください。広告から先を確認したい方は、Meta広告のCTRが高いのに購入されない理由もご覧ください。
執筆:NEXT SCIENCE / 会社情報
アイキャッチ:rupixen / Unsplash(イメージ写真。1:1にトリミング。自社の運用画面や実測データではありません)
